皆さん、こんにちは。スポチューバーTVのはるみ先生です。

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今日もジュニアアスリートのための栄養学についてお話をします。

今日のテーマは「免疫力を高める食事」です。

これまでの動画&コラムでもお伝えしてきましたが、免疫力を高めるために大切な5つのポイントをおさらいしましょう。

  1. 活性酸素を除去する
  2. 腸内環境を整える
  3. 粘膜を強くする
  4. 自然免疫を整え、獲得免疫を増やす
  5. 血流をよくする

5つのテーマをまとめたコラムそれぞれには、テーマにそったメニューとレシピを紹介していますのでご覧くださいね。

今回は4つ目のポイント「自然免疫を整え、獲得免疫を増やす」について詳しくお話ししていきます。

自然免疫を整え、獲得免疫を増やす

メニュー
  1. 自然免疫と獲得免疫について
  2. 獲得免疫には免疫応答と免疫寛容という役割がある
  3. 子どもの頃に免疫力を高めることが大切
  4. 免疫細胞を強くする栄養素
  5. レシピ紹介

自然免疫と獲得免疫について

自然免疫と獲得免疫について

自然免疫とは、生まれながらに備わっている免疫のことを言います。

粘膜や唾液などは自然免疫の代表で、白血球で作られる免疫細胞防御システムなのです。

これに対して獲得免疫とは、病原菌やウイルスが自然免疫突破すると発動する免疫のことを言います。

自然免疫と共同で病原菌などと戦います。

獲得免疫は生まれてから、どれだけ病原菌やウイルスに触れ戦ってきたという経験によって培われていく免疫のことを言います。

自然免疫は自身だけでは動けない免疫細胞が多く、獲得免疫からの指示で動きます。

獲得免疫は一度侵入した細菌との戦いを記憶し、細菌に対する抗体をつくります。

ですから、たくさんの細菌と出会い獲得免疫を増やすことが大切なのです。

また獲得免疫を増やすためには、腸内環境を整えることが重要になってきます。

獲得免疫には免疫応答と免疫寛容という役割がある

免疫応答と免疫寛容について

免疫応答

細菌を見つけて死滅させ、死骸を処理するまでを免疫応答といいます。

免疫応答能力が低下すると感染症にかかりやすくなってしまいます。

免疫寛容

免疫応答は何に対しても立ち向かい攻撃をしかけます。

ですから、栄養や食品、腸内細菌など身体に有用なもの、安全なものは排除しないよう、身体を免疫細胞の攻撃から守るシステムが備わっています。それが免疫寛容です。

免疫寛容のシステムが狂うと、自身の細胞を攻撃するようになります。

その結果引き起こる症状が、自己免疫疾患やリウマチやアレルギーなどです。

子どもの頃に免疫力を高めることが大切

子どもの頃に免疫力を高めることが大切

免疫システムをしっかり作動させるには、生まれてから成長期終了までに、たくさんの病原菌やウイルスとの戦いの経験を積むことが重要です。

免疫細胞は、時には腸内細菌を侵入細菌にみたて、練習試合をすることもあるということもわかっているのですよ。

最近では、消毒や抗菌などが当たりまえとなり細菌との出会いが減っています。

これに対して、現代生活では多くの化学物質が取り込まれています。
免疫細胞が化学物質に反応し、細菌攻撃に必要のない無駄な抗体ができてしまっているのです。

免疫細胞を強くする栄養素

免疫細胞を強くする栄養素

免疫細胞はタンパク質でできています。

タンパク質の不足は免疫力を低下させてしまいます。

タンパク質は活性酸素と結合しやすい性質を持っているので、免疫細胞の酸化を防ぐことが大切なのです。

タンパク質をしっかり摂りましょう。さらに抗酸化ビタミンのACEとポリフェノール、良い油のオメガ3を摂ることをお奨めします。

メニューとしては、鯖のトマト煮などがおすすめです。

次回は「血流を良くする」です。お楽しみに!

はるみ先生のイメージ

はるみ先生

次回もお楽しみに〜!

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