石毛宏典VSJBS武蔵・河合コーチ「守備編 内野手の捕球方法」【LESSON OF THE YEAR vol1】
こんにちは。スポチューバTV編集長の蒲生太郎です。
記念すべきLESSON OF THE YEAR(レッスン オブ ザ イヤー)の第一弾は「守備編~内野手の捕球法」です。
現役時代ゴールデングラブ賞10回を受賞した守備職人・石毛宏典氏から学びましょう。
JBS武蔵の河合コーチのレッスンと比較し内容、指導の違いから勉強してください。
そして自分自身に合った(保護者、指導者の方はそれぞれの子供に合った)指導の参考にしてください。
動画では、石毛さんのレッスンを見ていただき、JBS武蔵・河合コーチのレッスンと続きますが、コラムでは、項目ごとにお二人の指導を比較する構成とし、指導の違いが浮き彫りとなるよう編集しています。
目次
- 石毛宏典が教える捕球法 VS JBS武蔵・河合コーチ
- 構え
- 捕球時
- 送球
- まとめ
石毛宏典が教える捕球法 VS JBS武蔵・河合コーチ
内野守備に必要なポイント
構え
石毛宏典
- 先ずはバッターに正対すること。
- つま先で軽くジャンプしながら、打者の動きにタイミングを合わせる。
- バットに当たる瞬間に着地、一旦静止、膝に手を当ててから手を離す。
- 当たる瞬間(=スタートを切る瞬間)、体の中心に顔があること、左右に顔がぶれないことが重要。
JBS武蔵・河合コーチ
- 股関節を引いてリラックスした状態からグラブを下した状態で待つ。
- ジャンプしたり、身体を揺らしながらインパクトに合わせ一歩目を踏み出だす。
捕球時
石毛宏典
- 構えた位置の顔の高さ、膝の高さを変えずにスタートを切る(ボールを迎えに行く)。
- 捕球時にボールと顔との間にグラブを登場させる。これはボールとの距離感を計るため。
- 打球に対し左足から入る。つま先を外側に開き膝を曲げてボールを迎える。 つま先を開き膝を曲げることでことでダッシュの勢いを吸収、次の送球動作に移行しやすくなる。
- ボールがグラブに入る瞬間は、身体の真ん中か、右足のつけ根くらいの位置で捕球する。 両ひざはつま先の方向に開いていること(内股になってはダメ)。右足のつま先は少し上げる。
- 左足の前でとると投げる歩行にステップできない、前に出るエネルギーを失うので注意しよう。
- グラブを立てる必要はありません。下から上に出す必要もありません。胸から自然に前に落とすイメージ。
JBS武蔵・河合コーチ
- 正面の打球を真っ直ぐ取りにいかない。ボールとの遠近感を確認するために、打球に対少し回り込んで捕りに行く。
- 捕球の位置は腕を自然に落とした位置にグラブを持ってくる。
- 左足の前にグラブを持ってくると送球動作に入りづらい。
送球時
石毛宏典
- 捕球と同時にグラブを胸に入れ、曲がっている膝を利用して投げる方向にステップ。
- 曲がっている右膝のエネルギーを使って素早く前にでる。
- 左右対称のバランスを意識しステップと同時にトップをつくることで正確な送球ができる。
JBS武蔵・河合コーチ
- 右足の内側を投げる方向に向けステップするとトップがつくりやすい。
- 右足を前に出して送球方法に、左足を踏み出し、左肩を向けることでトップが決まり、正確な送球が可能となる。
まとめ
- 回り込んで捕る捕り方では、イレギュラーに対応できない。点で打球をとることになる。胸を打球に垂直に向かわせる(石毛)。
- 頭が常に体の真ん中にある。バランスの良い姿勢で捕球することを心がけよう。スムースに送球に移行できる。
- 間一髪のアウト、セーフがゲームの流れを左右する。だから、内野手は投げるために取るという意識が重要。そのために技術をチェックしよう。
以上です。次回もご期待ください!
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