軟式から硬式へ変わる選手必見!内野守備の大きな違いとは?
こんにちは!スポチューバーTV野球技術担当の河合です。
今回は、軟式野球から硬式野球に変わる時の内野守備の注意点について解説していきます。
新学年になり軟式から硬式へ変わる選手もいるのではないでしょうか?
硬式に変わってよく聞く守備の悩みとしては、「球足が早くて怖い」「バウンドがうまく合わなくて捕れない」などがあります。
どのような点に注意して内野守備を取組んでいけばよいのか?
ボールの規格を比較して考えてみたいと思います。
軟式球(J号球・M号球)と硬式球の規格値J号球 | M号球 | 硬式球 | |
---|---|---|---|
大きさ | 69 ± 0.5 ミリ | 72 ± 0.5 ミリ | 72.93 〜 74.84 ミリ |
重さ | 129 ± 1.8 グラム | 138 ± 1.8 グラム | 141.7 〜 148.8 グラム |
反発の高さ | 70 ± 10 センチ | 80 ± 10 センチ | 48 〜 55 センチ |
※反発の高さは、150センチの高さから大理石に自然落下させた場合のバウンド(反発)の高さを計測している。
ボールの規格値を比較してわかるポイントとは?
ぱっと見てわかるのは、重さと反発の高さに差がありますね。
- 重さ → 軟式 < 硬式
- 反発の高さ → 軟式 > 硬式
では、実際にそれぞれのボールでどのような打球が来やすいのでしょうか?
- 打球速度は、軟式より硬式のほうがボールが重く硬い為、減速しにくく相対的に速い
- バウンドの高さは、軟式より硬式のほうが出ない
つまり、硬式球に変わると「低いバウンド」で「速い打球」が来やすいということが言えます。
では、内野守備の動作ではどのような変化が必要なのでしょうか?
軟式と硬式で動作的にどんな違いが出るのか?
①打球速度による守備の意識の違い
軟式の場合
硬式と比較した場合、打球が減速しやすいため、前に出て捕球する打球も多くなります。
一歩目をしっかり切って、前に出ながら打球のバウンドを合わせる意識が必要です。
硬式の場合
軟式と比較した場合、打球が減速しにくいため速い打球になり、捕球姿勢をとるのが遅れて差し込まれやすいです。
スタートの低い姿勢のまま動く意識で、早めに捕球姿勢を作ることが重要です。
②ボールのバウンドの高さによる守備の意識の違い
軟式の場合
硬式より高いバウンドが多いので、一歩目を切る前の構えの姿勢は気持ち高めで、グラブの位置は硬式より高い位置で大丈夫です。
ただしグラブを下から上に使う意識は大事です。身体が丸まり突っ込むとミスに繋がる為。
硬式の場合
軟式より低いバウンドが多いので、一歩目を切る前の構えの姿勢は気持ち低めで、グラブは地面に近い位置で準備をして、下から上の意識で使います。
軟式より地面を這う速い打球も多いので、グラブを地面に近い位置で準備する意識が必要です。
まとめ
- 軟式球に比べて硬式球の方が、速く低いバウンドが多くなる
- 硬式球の内野守備では、低めの姿勢で早めに捕球姿勢をとり、グラブを下から上に使う意識を持つことで対応しやすくなる
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