こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。

前回は、背中の筋肉を鍛えるラットフライというエクササイズをご紹介しました。

背中の筋肉は非常に重要で、お尻や太もも裏の筋肉と一緒に、大きな力発揮に関わります。

今回は、パフォーマンス発揮に重要なお尻から背中に掛けての連鎖を、一気に伸ばすストレッチを紹介します。

手短ですが、非常に効果のあるストレッチなので、是非とも参考にしてみてください。

目次
  1. パフォーマンス発揮に関係するお尻と背中
    • 身体の後面を支える主役
  2. お尻と背中を一気に伸ばすストレッチ
    • ラットグルーツ
  3. まとめ

パフォーマンス発揮に関係するお尻と背中

身体の後面を支える主役

股関節の重要性は、これまでのコラムでも何度かご紹介させて頂きました。

代表的なもので、こちらをご覧ください。

股関節を構成する筋肉で、大部分を占めているのがお尻の筋肉です。

そして、お尻の筋肉は、背中周り(肋骨)から骨盤を覆っている「筋膜」という薄い組織を介して、背中の筋肉と繋がっています。

つまり、お尻の筋肉と背中の筋肉は一緒に働いているのです。

そのため、背中のトレーニングの際はお尻のことも一緒に考えなくてはいけないですし、その逆も然りです。

そして、ストレッチなどのケアも、お尻と背中をセットで行う事で、より効果を発揮します。

お尻と背中を一気の伸ばすストレッチ

今回は、上記で解説したように、一緒に働くお尻と背中を一気に伸ばすストレッチをご紹介していきます。

ラットグルーツ

  1. 地面に対してうつ伏せの状態から、片脚を前に出して膝を折りたたむように曲げていきます。(右脚を前に出したのであれば、右膝を曲げて、足裏が身体の左側を向くようにします。身体が数字の「7」のような形になります。)
    足を7のような形にする写真
  2. 次に、身体を地面に向かって倒すように前傾していきます。この時、折りたたんでいる方のお尻が強く伸ばされてきます。
  3. この状態から、前に出している側と逆の腕を前に伸ばしていきます。(右脚を前に出しているのであれば、左腕を前に伸ばしていきます。)
    逆の手を前に伸ばしている写真
  4. その状態で、背中に空気が入るようなイメージで、大きく3回深呼吸をします。
    ※右のお尻と左の背中が伸ばされていれば、正しく出来ています。
    大きく3回深呼吸をしている写真
  5. ④3呼吸を片側3回行ったら、逆も行いましょう。

まとめ

  • お尻と背中は連動して動くので、セットでトレーニングとケアをしていこう
  • ラットグルーツで、効率良く筋肉を伸ばしていこう

次回は投球を行うスポーツで欠かせない、胸と肩を一緒に伸ばすストレッチをご紹介します。