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スポチューバーTVの野球技術コラムを担当しています、JBS武蔵の下(しも)です。
今回はバッティングの「体重移動」と「スウェー」はどのように違うのか解説していきたいと思います。
野球界ではスウェーはあまり良くない現象として言われていますね。
体重移動やスウェーとはそもそもどんな動作なのか?
またどうすればスウェーせずに、体重移動ができるのか?
その辺りをお伝えしていきます。
目次
バッティングは大まかに以下の動作に分けられます。
スウェーとは、②の割れの姿勢から③の体重移動をしていく時に「上半身がピッチャー方向に流れてしまうこと」を言います。
スウェーすると以下のような現象が起きやすくなります。
スウェーしないバッターは割れから体重移動に移行するタイミングで、上半身の位置(頭の位置)はその場で固定され回転していきます。
※以下参照

スウェーしてしまうバッターの特徴として、捻転差がないことが挙げられます。
捻転差は回転の差や上下分離とも呼ばれています。
体重移動で軸足の股関節からステップ足の股関節へ支点を移す時に上半身をほんの一瞬残すことで、ステップ足側のわき腹や肩甲骨に捻れが生まれます。これが捻転差が起きている状態です。
この捻転差を作れることで、上半身はスウェーしなくなり、力強いスイングが可能となります。
以下が捻転差の有無の比較画像となります。
スウェーしていない状態(捻転差ができている)

スウェーしている状態(捻転差ができていない)

体重移動は、股関節の支点の移動、骨盤のスライド動作などと言ったりします。
軸足股関節にのっている体重を前足股関節に移して、前足股関節を支点として骨盤を回転させていく動作のことです。
体重移動の詳しい解説はこちらをご覧ください。

【記事】腰は回してはいけない?バッティングで必要な下半身の使い方とは
【動画】腰は回してはいけない?!正しい下半身の使い方とは?
実際に捻転差を作っていく練習をご紹介していきます。
以下の写真のように構えます。

足の幅は、肩幅より少し広い程度です。
バットはピッチャー方向に向けて胸の前でセットします。
体重移動をしていきます。①と②を何度も繰り返して練習します。

軸足股関節からステップ足の股関節に支点を移していきます。この時バットの向きは変えずに行って下さい。
うまくできると、体重移動していくタイミングで左肩甲骨が背骨から離されていき、右肩甲骨は背骨に寄っていきます。
※左バッターは逆で考えて下さい。

以下のように構えます。

最初は後ろ肘少し張って、体重移動した時に手の位置をなるべく変えないようにします。



こうすることで、自然に捻転差が生まれ動作の感覚も身についていきます。
バットを持っている肩甲骨が背骨側に寄っていく感覚になればうまくできています。なるべくバットを持っている手の位置が動かないように行って下さい。
通りの構え〜軸足に体重をのせます(構えの時、少し後ろ肘を挙げて張るようにしてもいいです)

ステップしていきます

軸足股関節から前足股関節へ支点を移した位置で止まります
この時、手の位置がなるべく前にこないように、その場に残すようにします

上記の3つの練習をやることで、スウェーせずに打てるようになってきます。
ポイントは、捻転差をつくることでしたね。
そのためには上記の練習を通して、上半身と下半身を別々に動かす感覚を身につけていってください。
このコラムを最後まで読んで頂きありがとうございました!
参考になったら、チームの方にもシェアして頂けると幸いです。
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