投球において正しいグローブの使い方とピッチングで重要な動作を解説
こんにちは! スポチューバーTV野球技術担当の下です。
今回の記事&動画では、「投球におけるグローブの使い方」についてお伝えしていきたいと思います。
グローブの使い方って意外と知られていないことが多いですね。
- 相手に向けて真っ直ぐ出せ〜
- グローブは強く引いてこい〜
とは良く聞きますが、なぜそれをするのかと事までは中々説明してくれる指導者は少ない様に思います。
動画も見ていただけると理解が深まると思いますので、合わせてご覧ください。
グローブの使い方の役割とは?
①1回転動作の準備(回転運動力の確保)
ピッチングにおいて動作は大別すると2つに分けられます。
1つは体重移動での前方向への移動。
もう一つがその体重移動を回転動作によって、リリースへ転換いていく動作になります。
グローブの使い方の役割としてはこの「回転動作の準備」がメインになります。
体重移動をして回転動作に入る前には、 体は約20度程、キャッチャー方向へ向きます。
これはより回転する運動量を確保していく為と考えられます。
より回転の運動量が増えればそれだけ加速できる可能性が増える事になります。
グローブの使い方としても、その回転量を確保する為の使い方となります。
体重移動で着地をした時には、前側の肩は閉じています。
これにより回転量を確保する事ができます。
- グローブを相手に真っ直ぐ前に出せ〜
ではこの肩の閉じる動きがなくなってしまいます。
結果回転の運動力が少なくなります。
言い換えるとこれは、「肩の開き」というものになります。
実は相手にグローブを向けてしまうと、回転運動量が少なくなり、肩の開きが起こりやすくなります。注意して動作を行なってください。
②2回転動作を始める起点の役割
次のグローブの使い方としての役割は、「回転動作を始める起点になる」という事です。
体重移動と回転によってボールはリリースされます。
その回転の始まりは、前肩(肘)から始まります。
前肩(肘)が引かれる動作によって順次回転がスタートしていきます。
閉じていた肩が引かれる事によって回転はより速く行う事ができます。
グローブの役割としては起点をつくる事に加えて、回転動作自体を速くしてくれる効果も期待できます。
もちろんボールは腕を振る事でリリースされますが、より腕を速く振っていくにはどちらかと言うと、「腕を振る」というよりは、回転動作により「腕が振られる」という感覚が出てくると良いですね。
そうなると、回転動作によって腕(末端部)が加速してきている証拠になります。
この感覚が出てくると回転動作としては、十分にできていると言えると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コラムだけでは伝えきれない事もありますので、ぜひ動画も合わせてご覧ください。
より理解やイメージが膨らんでくると思います。
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