こんにちは!スポチューバーTV野球技術担当の河合です。

今回は、ショートとセカンドのダブルプレー時のスローイングを良くする練習方法についてご紹介していきます。

主にスナップスロー、トス、バックハンドトスの3種類の送球の練習となります。

近い距離をすばやく投げるのに必要なスローイング方法を練習するのに最適なメニューになっています。

ショートとセカンドのダブルプレー時のスローイングを良くする練習方法

それでは練習の説明となります。

練習のやり方

各辺7〜10cm程度の三角形を作ります

  • 三角形を作り、各頂点に選手を配置します
  • 時計回りと反時計回りでスナップスロー、トス、バックハンドトスの練習を回していきます
  • 練習の流れは、
    「Aゴロを転がす→B送球する→Cゴロを転がす→A送球する→Bゴロを転がす→C送球する」
    このようにボール回しのように三角形でグルグル回していきます。

8つのパターン練習

スナップスローの練習方法

① 膝つけスナップスロー(ショートからセカンドへ)

ゴロを捕球をしたら、膝を内側に入れ、膝を地面につけてスナップスローを行います。

膝つきスナップスロー

しっかりと腰を切って送球することがポイントです。

② スナップスロー(ショートからセカンドへ)

すばやく送球がしたいときには膝をつかないで送球をします。

膝を内側に捻る動きから入り、上半身に動きをつなげていく

 捕球姿勢から状態が浮かないように注意!

補給から送球までをすばやく行うことがポイントです。

③ 膝つけスナップスロー(セカンドからショートへ)

続いてはセカンドの選手が捕球し、ショートの選手に向けて投げる動きです。 まず最初は膝を付けて方向を定め、送球が安定するようにすると良いでしょう。

腰を切るようなイメージで行うと送球が安定する

しっかりと腰を切って、膝を付けて行うことがポイントです。

④ スナップスロー(セカンドからショートへ)

よりすばやく送球がしたいときには、ショートからセカンドの送球時と同様に、膝をつかないで送球をします。

よりすばやく送球を行うためには膝をつかないで行います

トスの練習方法

続いては、捕球後にトスをする練習です。

⑤ トス(ショートからセカンドへ)

トスは、相手にボールを見せながら、足を運ぶ勢いを使って送球すると良いでしょう。

相手にボールを見せながら、足を運ぶ勢いで送球する

ボールを相手に見せながらトスをしないと、送球のタイミングや、強弱がわかりにくくなってしまい、プレーのミスに繋がりやすいです。 しっかりとボールを相手に見せながらトスをすることがポイントです。

⑥ トス(セカンドからショートへ)

セカンドからショートへのトスも同様に、しっかりとボールを相手に見せながらトスをします。

セカンドからショートへのトス

バックハンドトスの練習方法

最後にバックハンドトスをするための練習方法を解説します。

⑦ バックハンドトス(セカンドからショートへ)

バックハンドトスは、捕球後に相手の方へ肘や肩を向けます。

そのまま相手の方へ足を運び、その勢いを利用して肘を伸ばすことで自然に行うことが出来ます。

バックハンドトスのポイントの画像

 腕を横にふると、送球が左右にブレてしまう原因となります。

捕球をしたら、しっかりと肘の向きを相手に見せるようにすることがポイントです。

⑧ バックハンドトス(ショートからセカンドへ)

ショートのバックハンドトスは、深い当たりを捕球し、そのままグラブからボールを持ち替えてバックハンドでセカンドへ送球する際に用います。

ショートからセカンドへのバックハンドトス

この様に深いところで捕球しても、しっかりと相手の方向へ肘を見せるようにし、送球を行うことがポイントです。

※実際の練習風景や各動作のポイントなどを動画の方でもご紹介しているので是非合わせてご覧ください!

まとめ

  • 三角形を作り、各頂点に選手を配置する
  • 時計回りと反時計回りでスナップスロー、トス、バックハンドトスの練習を回す
  • 練習の流れは、
    「Aゴロを転がす→B送球する→Cゴロを転がす→A送球する→Bゴロを転がす→C送球する」
    このようにボール回しのように三角形でグルグル回していきます。

この8つのパターンを練習していくことで、ショートからセカンドへの送球、セカンドからショートへの送球がうまくなっていきますので、ぜひ取組んでみてください。