こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。

今回のコラム&動画では、スイングスピードの高め方をお伝えしていきます。

自分の能力を変えずにすぐにできる事ですので、ぜひお試ししてみることをオススメします。

今回は動画内で計測器を使用して実際にスイングスピードの変化を計測しています。

合わせてご覧になってください。

検証①:グリップテープなしで計測

まずは木製バットを使用し、グリップなしで計測していきます。

十分にウォーミングアップした状態から10球計測していきます。

計測結果はこちらです。

  • 1球目:113.2km/h
  • 2球目:112.2km/h
  • 3球目:112.9km/h
  • 4球目:114.9km/h
  • 5球目:111.7km/h
  • 6球目:114.0km/h
  • 7球目:115.7km/h
  • 8球目:112.7km/h
  • 9球目:113.9km/h
  • 10球目:114.6km/h

平均:113.1km/h

MAX:115.7km/h

この様な結果になりました。

検証②:グリップデープありで計測

次にグリップテープを巻いて計測をしてみます。

1.2mmの厚さのものを使用しています。

計測結果はこちらです。

  • 1球目:117.5km/h
  • 2球目:119.2km/h
  • 3球目:119.8km/h
  • 4球目:119.0km/h
  • 5球目:118.5km/h
  • 6球目:116.2km/h
  • 7球目:118.8km/h
  • 8球目:118.3km/h
  • 9球目:118.3km/h
  • 10球目:119.4km/h
平均:118.5km/h MAX:119.8km/h

比較すると、平均値で約5km/hUP、MAXで約4km/h UPしました。

なぜスイングスピードが上がったのか?を考察

なぜスイングスピードが上がったのかを考察していきたいと思います。

理由の1つ目はグリップの太さに変化がでた事です。

1.2mmのものを巻きつけて計測を行いましたが、グリップ太くなると手とグリップの接地面積が多くなります。

これにより摩擦力が働く事になります。

摩擦力が働く事で抵抗力が発生します。

簡単にいうと「しっかりとホールドされて滑らない」という事になります。

太すぎれば他にデメリットに部分はでてくると思いますが、細いグリップの場合は手の中で遊んでしまう事もあります。

これは一見ヘッドが返る感覚になりやすいですが、しっかりとホールドされてないためボールとのインパクトでボールのエネルギーに押されやすい傾向が出てきます。

耐衝撃性に対してマイナスになるという事になります。

手の中に遊びがなければインパクト時のエネルギーロスも防げる傾向になることが予測されます。

理由の2つ目は同じグリップによる摩擦力の向上です。

新品のグリップを使用しましたので同様に摩擦力の向上が見込まれます。

よく少年野球ではボロボロのグリップを使用することもありますが、見直してみるのもいいですね。

今回のコラムは以上となります。

実際の検証は動画で行っていますのでご覧になってください。