こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。

今回のコラム&動画では、スイング計測器を使った指導方法についてお伝えしていきます。

現代はデバイスの発展により、撮影をして見返したりする事もスマートフォン1台でできるようになりました。

映像が簡単に撮影できるようになった事は技術の発展に大きく貢献していると感じています。

今ではスイングをセンサーで計測するものも出てきました。

計測センサーを使用して実際にどう指導しているかを今回はお伝えしていきたいと思います。

①感覚と実際を知る

まず1番目としては感覚と実際の違いを知るという事に有効に使えます。

計測可能な数値は

  • スイングスピード
  • グリップスピード
  • インパクトまでの時間
  • スイング軌道
  • ヘッド角度

が主になります。

例えばですが、過度にアッパースイングの選手がいた場合、どういった感覚でやると「スイング軌道がおおよそ○○度くらいになる」や、「どこで力をいれるとインパクトまでの時間が速くなる(遅くなる)」という事を確認する事ができます。

数値は「事実」なので感覚とのすり合わせをする事ができますね。

「自分では修正しているつもりが実は全然変わっていない」または、変わりすぎているというケースもよくあります。

主観と客観を上手く使う事でよりスキルアップに繋がります。

②アップの見直しができる

次の使い方としてはウォーミングアップの見直しに使えます。

スイングスピードが計測できますので、どれくらいの強度でアップをすれば最適化されるか?

どれくらい試合前に振れば良いか?

どういったメニューをいれると数値が改善していくか?

などを見直して導入する事ができます。

アップは意外と忘れがちな所ですが、試合前にベストな状態にする事は大切ですね。

③成長を可視化できる

次は成長の可視化ツールに使えるという事があります。

動画に出ているSSK&ガーミン社の共同開発している「スイングコーチ」では50人までが登録をする事が可能です。

なのでチームに1つあると選手個人で管理をする事も可能です。

定期的に使用する事で各数値は改善しているのか?をチェックする事が可能です。

これは選手の成長を可視化する事にも繋がりますし、指導者側の指導スキルの向上にも役に立ちます。

やってきた練習は効果があったのか?という点がお互いの立場から見直す事ができますね。

他の使い方

動画では他の使い方も大きく3つご紹介しています。

練習と実践と使い分け、3Dモードでの計測、軸の傾きとバット角度の話、などまだまだ盛り沢山でご紹介していますのでぜひご覧ください。

このコラム&動画が皆さまの為になれば幸いです。