こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。

今回のコラム&動画では、インサイドアウトの効果についてお伝えしていきます。

動画では練習方法もまとめていますので、合わせてご覧ください。

インサイドアウトの効果

最初にインサイドアウトの効果について説明をします。

バッティングでは高度な技術が要求されます。

細い棒に小さなボールを正確に当てる(芯で打つ)ということはかなり難しいことです。

芯で正確に捉えていくには、バットの軌道が大切になります。

体から離れてスイングしていくことをドアスイングと言います。

このスイング軌道ではボールの外側に当たる傾向が強くなりミート力は向上しません。

インサイドアウトはバット軌道のことを一般的に言われますが、バットの芯が体の近くから通る事でヘッドの返しをドアスイングと比較すると遅くする効果があります。

つまり外側からボールを捉えるのではなく、内側からボールを捉える事が可能になりミート力が向上します。(正確には内側から当たる事はありません)

インサイドアウトを作る条件

次にインサイドアウトを作る条件について、お伝えしてします。

1つ目は支点の移動です。

これは上半身ではなく下半身の動きになります。

軸足に荷重(タメ)を作った後は前足に支点を移動して、回転動作に切り替えていきます。

この前に支点を移動する事はスイング軌道の方向を効率的にピッチャー方向に進めてくれます。

軸足に体重がかかったままでは、回転をしても力の向う方向が適切な方向に向かいません。

まずはスイングの向う方向を適切にしていく必要があり、これが支点移動をすることで可能になります。

2つ目は、胸郭・胸椎、肩甲骨などの回転を十分にすることです。

胸椎は約40°程度回旋(捻る)事が可能です。

ステップをした際にはキャッチャー方向に捻って構えを作っています。

スイング開始で捻っていた体を戻す様に回旋をしていきますが、十分に回旋ができることで腕に頼らないスイングになります。

運動連鎖とも言いますが、手先(腕)細くなっている為、それ単体だけ動かしても速く強い動きはできません。

より中心に近い部位や力の出力の高い所から初動させることによって、効果的なスイングになります。

腕を使うタイミングが後になるため、腕が伸びるなどの動きも出にくくなります。

これがインサイドアウトのスイング軌道を作ることにつながります。

いかがでしたでしょうか?

実際の練習方法は動画にしておりますので、コラムと合わせてご覧ください。

このコラム&動画が皆様の為になれば幸いです。