試合で緊張して実力が発揮できない選手へのコーチとしての接し方
こんにちは!スポチューバーTV野球技術担当の河合です。
試合などのチャンスやピンチの場面で緊張する選手は多くいます。
私もそんな一人でしたので気持ちは良くわかります。
この記事は、以下の方に向けての情報となります。
- 緊張してしまって力が発揮できていない選手
- 緊張しがちな選手への声かけを知りたい指導者の方
それでは解説していきます。
緊張することは悪くない
緊張することは悪いことなのか?最近感じていることは、緊張することそのこと自体は悪くないということです。
トッププロでも緊張することはありますし、「緊張することは普通のこと」くらいに捉えることが大事だと感じています。
感情が揺れ動き、緊張状態になることは私たち人間にとって普通のことで、その感情を感じなくするというのは出来ないし、しなくても良いと思っています。
緊張していることは受け入れた上で、今できること(行動)に集中することで過度に緊張し過ぎないと思っています。
また適度に緊張した状態の方がパフォーマンスは出やすくなるとも感じますね。
緊張してきたら、具体的にどうすればいいのか?
緊張しすぎないコツとしては、俯瞰的に自分自身を見るということです。
試合でプレーをしている自分がいて、その自分を外側から第三者的視点で見るようにします。 すると焦っている自分、緊張している自分を客観的に見れるので、不思議と落ちついてきます。
「緊張しているなぁ」と感じたら、一旦立ち止まり、落ち着いて自分自身を俯瞰して外から眺めるようにしてみてください。
また、「緊張している状態=良いメンタル状態」だと頭で解釈するのも良い方法です。
- 緊張しているからこそ、良いパフォーマンスが出る
- 緊張しているからこそ、プレーに没頭でき集中できる
- 緊張してきて良い意味でドキドキ、わくわくしてきた!!
など緊張している事自体を良いことと捉え、プラスのイメージをして、成したい行動にフォーカスをして淡々と取り組んでいきます。
そうすることで、緊張していようがいまいが、やるべきことに淡々と取り組めるようなメンタルになっていきます。
緊張している選手に対して、コーチはどのように声かけすればいいのか?
緊張している選手は多くの場合、先程もお伝えしたように、「緊張している自分=良くないこと」という風に捉えがちです。
また緊張してしまう原因が、指導者の目を気にしている場合も多いです。
結果に焦点が当たり過ぎていたり、指導者の言った通りにやらないと怒られるという理由で萎縮したり、そんな具合で緊張状態になっている場合も見受けられます。
結果に焦点が当たり過ぎていないか、チェックしてみてください。
選手が取り組んだ過程や、やろうとした努力を認めてあげるだけでも、過度な緊張などは起きにくくなると思います。
声かけとしては、
- 「緊張していても大丈夫だから、次どんなプレーがしたいかに気持ちを向けよう!」
- 「次は、思いっきりスイングしていこう!(次のプレーに意識を向けさせる)」
など、いまこの瞬間や次やるべき行動に意識を向けさせるような声かけをしていきます。
ぜひ、意識して声かけをしてみてください。
まとめ
- 緊張している自体は悪いことではない
- 緊張している自分を受け入れることのほうが大事
- 緊張しているからこそ、逆に良いパフォーマンスができるとしたら・・・と考える
- 緊張している選手へは、次の具体的なプレーに意識を向けさせるような声かけをする
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