こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。

今回はタイトルにある通り、ロープを使ったトレーニングをご紹介していきたいと思います。

ロープのトレーニングといえば、最近では甲子園常連校のトレーニングとして有名になり、興味を持っている方も多いかと思います。

実はロープトレーニング自体は昔から存在する方法で、目的によってやり方も様々です。

今回は、全身を連動させた身体の使い方を習得する目的で行います。

目次
  1. ロープをダイナミックに振るには
    • 一番力の入るポジションを自然に身につける
  2. ロープを使ったトレーニング
    • スラム
  3. まとめ

ロープをダイナミックに振るには

まず、このロープは色々な商品が出回っておりますが、ほとんどのものが10kg近い重さです。

つまり、このロープをダイナミックに動かすためには、大きな力が必要なのです。

腕のトレーニングだと思っている方も多いのですが、これを腕だけで振ろうとすると、身体がロープの重さに持っていかれます。

ダイナミックにロープを振るためには、全身を連動させ動かさなければなりません。

一番力の入るポジションを自然に身につける

例えて言うのであれば、垂直跳びです。

真上に高く飛ぶためには、膝の曲げ伸ばしだけでは飛べません。

大きくお尻と腕を後ろに引いて、その反動を使って、一気に腕を上に突き上げるようにしてジャンプをするはずです。

ロープも同様で、腕を振るのと同時に股関節を大きく使わないと、強い力が生み出せません。

つまりロープを地面に叩き付けたるには、お尻を後方に引いていなければ力は伝わらないのです。

そしてこの動作は、教えられなくても、ほとんどの人は自然に行うようになります。

ロープを地面に思い切り叩きつけるという動作をすることで、無意識にお尻を引いているのです。


一番力を出せるポジション(パワーポジション)が自然に習得できるのです。

ロープを振ることは、このポジションを習得するために、非常に有効なエクササイズになります。

ロープを使ったトレーニング

では、具体的にどういったポイントに注意して行うのかをご説明していきます。

スラム

  1. 足は腰幅から肩幅に開き、軽い前傾姿勢を取ります。
  2. ロープを上に思い切り振りあげ、その反動で地面に思い切り叩きつけます。
  3. 叩きつけた時、ロープの重さに引っぱられ体が持っていかれそうになります。それに耐えるように行ってください。(股関節は自然と使えるようになるので、あえて意識を向る必要はありません。)
  4. これを一回一回、思い切り叩いていきます。
  5. 心肺持久力系の目的では行っていないので、休み休み行っても構いません。
  6. 10回~15回を目安に、2~3セットを行ってみましょう。

まとめ

  • ロープは目的に応じて様々なトレーニング方法がある。
  • 思い切り叩きつける意識で、全身の連動を覚えよう。

次回は、ロープを使った持久系のメニューをご紹介していきます。こうご期待!