スポーツ選手の成長スピードをコントロールする自立と自律の話
こんにちは! スポチューバーTV野球技術担当の下です。
今回は直接的な野球技術ではありませんが、選手を成長させていくために必要な事として、コラムを書いていきたいと思います。
選手が指導者に対して「許可を取る」という行動について
私たちがスクールを開催していてよくある光景一つが、 「○○していいですか?」と聞いてくる事があります。
例えば、
- トイレにいってきていいですか?
- 飲み物飲んでいいですか?
- この練習してもいいですか?
など細かな事をあげるといくつも出てきます。
これは「許可をとっている」という事になると思います。
もちろんすべて悪い訳ではないですし、確認が必要な場合もあると思います。
しかし私は「管理されすぎている背景があるのではないか」と感じています。
許可をとると言う事は見方を変えて言えば、「相手に怒らないようにする」「自分の行動の責任を許可を取る事によって相手に委ねる」と言う事です。
いい選手の特徴としてはやはり、自立・自律力が高いと言う事があります。
自ら考え、自分を律するプライドを持っている選手は成長スピードも早い事はいうまでもありません。
これはアスリートにとっては重要な要素でもあります。
そのため、「許可をとる」という事はあまりオススメできない事でもあります。
何か行動をして失敗をしても、自ら考えて行動をすれば反省をする事ができます。
相手に責任を委ねてしまっていては、
「コーチが言ったからやっただけ。僕は悪くない」
というような思考回路やパターンに陥りがちです。
これでは成長のスピードは遅くなりますし、どこまでいっても相手の責任しているようではアスリートしては失格です。
背景には管理しすぎる指導者や親、大人たち(社会)がいるのではないでしょうか。
次世代に育っていく今の子ども達や選手たちは、許可をとるクセを極力少なくして欲しいと願っております。
動画にもこの内容を話しております。
併せてご覧下さい。
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