スクワットで全身（特に下半身）の筋力と柔軟性を向上させよう！

こんにちは！千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐（みうらけいすけ）です。

このコラムでは、筋力アップのために必要な、下半身のトレーニングについてご紹介していきます。

今回は、スクワットと呼ばれる、おそらく誰もが一度は聞いたことのある、全身（特に下半身）の筋力と柔軟性を向上させるのに重要となる種目です。

スクワットの目的

これまでのコラムでも何度もお伝えしているように、高いパフォーマンスを発揮するうえで、下半身の筋力は非常に重要になります。

人は地球上で活動している以上、重力から逃れることはできません。

つまり、つねに下の方向に力が掛かっているのです。

そのため、何もしなければ、どんどん地面に向かって身体が沈んでいってしまうのですが、皆さんはそうならずに活動できていますよね？

それは、地面反力という、地面から跳ね返ってくる力があるからです。

跳んだり、走ったり、ダイナミックにパフォーマンスを発揮するには、この地面から跳ね返ってくる力を最大限に活かすことが鍵となるのですが、そのためには下半身の筋力がしっかりしていないと、地面からの力を受け止め切ることができません。

野球の場合、バットやボールなどの道具に手（上半身）からその力を伝えてプレーしますが、下半身の筋力がないとそこに伝わらずに力がロスしてしまいます。

野球だけでなく、下半身の力があるということは、全てのスポーツで有利に働きます。

スクワットは全身を使い、特にこの下半身を鍛えることができる代表的な運動になります。

スクワットのやり方

1. 足は肩幅くらいに開き、つま先は正面もしくはやや外を向きます。
   また、身体の前に手を突き出して、軽く肩甲骨を寄せた状態で背筋を伸ばします。（少し肩甲骨を寄せて前ならえをした状態です）
2. そこから、椅子に腰掛けるように、お尻を斜め後ろに突き出してしゃがんでいきます。
   その際、上体は軽く前傾させた状態で、胸を張って維持します。
3. 太ももが地面と並行の高さくらいまで達したら、元の体勢に戻ります。

上記の動作を繰り返し10~15回、2~3セット行います。

スクワットの効果

下半身の筋肉を全体的にストレッチしながら強化するため、脚全体の筋力と柔軟性が向上し、動きが良くなります。

また、下半身だけでなく、姿勢を維持するために全身の筋力を使って行っているので、腹筋や背筋にも刺激が入ります。

積極的に行なうことで、パフォーマンス向上とケガの予防に効果抜群です。