こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。

これまでに色々なエクササイズをご紹介してきました。では練習の現場で、「実際にどのような流れで行えばよいのかを知りたい」という声を多数いただきました。

今回から数回に分け、実際のチームで行っているシーンをご紹介していきます。

今回は千葉県で活躍する、東都クラブ京葉ボーイズにご協力いただきました。

目次
  1. 今回ご紹介するプログラム
    • 投球後のクールダウン(ストレッチ)
  2. 動画に出てくる種目
  3. まとめ

今回ご紹介するプログラム

投球後のクールダウン(ストレッチ)

今回は、ピッチングや登板後に行ってもらいたい、ストレッチプログラムをご紹介させていただきます。

小中学生であれば、複数のポジションを守ることも多いので、ピッチャーのみならず、練習後のクールダウンに全員でやってみてください。

動画に出てくる種目

今回の動画に出てくるストレッチです。

カッコ内は、伸ばしている場所となります。

全種目、時間は20秒を目安に行いましょう。

  1. ハムストリングスストレッチ①(太もも裏全体)
  2. ハムストリングスストレッチ②(太もも裏※特に外側)
  3. ハムストリングスストレッチ③(太もも裏※特に内側)
  4. 側屈(体側の腹筋・背筋)
  5. 開脚(太もも裏※特に内側)
  6. 足組みストレッチ①(お尻)
  7. 足組みストレッチ②(お尻)
  8. 股関節捻り(お尻)
  9. クアドストレッチ(太もも前)
  10. クロスオーバー(腰と背中)
  11. スフィンクス(腰と背中、腹筋)
  12. カーフストレッチ(ふくらはぎ)
  13. イリオラット(股関節前面と背中)
  14. 首回りストレット①(首の横)
  15. 首回りストレッチ②(首の後ろ)>/li>
  16. 首回りストレッチ③(首の前)
  17. 肩捻りストレッチ(肩の奥※インナー)
  18. 手首・足首回し(手首足首全体)
  19. 肘ストレッチ①(肘の前~内側)
  20. 肘ストレッチ②(肘の外側)

上記の通り、ピッチャーが酷使するであろう、肩や肘だけでなく、股関節や体幹も含めた全身のストレッチを行います。

肩の痛みは肩以外の部分に問題があることがほとんどですから。

股関節が硬く動きが悪くなると、下半身が上手く使えなくなり(上半身との連動がでなくなり)、手投げになりがちです。

また、足首の動きが悪くなると、片脚で立つバランスが悪くなり、その結果うまく体重移動ができなくなってしまいます。

結果、余計な力が肩に入ってしまい、コントロールが悪くなったりします。当然、故障の原因となります。

動きのバランスは身体全体を見て考えなければなりません。

投球後のストレッチは、翌日への準備だと考え、時間をかけて入念に行うことをお薦めします。

まとめ

  • 毎日のクールダウンで、怪我の予防をしていこう
  • ピッチャーのみならず、野手もクールダウンに取り組もう

次回はピッチャーが毎日行うべき補強トレーニングについてご紹介させていただきます