ペッパーでより実践的な身体の動きに繋げていこう!
こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。
今回は、遊び感覚で行える、ボールを使ったドリルをご紹介させていただきます。
もう知っているよ!という方もいらっしゃると思いますが、コラムを読んで正しいやり方をチェックしていただけると嬉しいです!
是非ご確認ください!
目次
- ペッパードリルとは
- 昔から行われている重要なトレーニング
- 今回ご紹介するペッパードリル
- 股割り
- 逆シングル
- スプリット
- 片脚立ち
- まとめ
ペッパードリルとは
「ペッパー」と言えば、野球をやっている人ならば一度は聞いたことがあると思います。
ペッパーとは、2人1組で行うボールを使ったドリルのことです。
一人がボールを投げて、もう一人が、バットで打ち返します。トスバッティングとして一般的です。
また、バットを使わずに、手でボールを転がしたりして、トスし合ったりするものもあります。
こういったドリル全てをペッパーと言います。ボールを使いながら基礎となる身体の動きをマスターしていくことを目的としています。
ペッパーは昔から行われている重要なトレーニング
ペッパーは昔から行われている伝統的なトレーニングです。とても効果的なトレーニングなんですよね。
これまで紹介させて頂いた、ダイナミックストレッチや、股関節周りを強化するドリルなどは、身体の基礎的な動きを作る意味で重要です。
しかし、あくまでもエクササイズなので、「決められた動き」を「意識しながら」行うものが圧倒的に多いのです。
これに対して、実際の競技では、予測不能な(打球や相手)な動きに対して、無意識に反応して動かなければなりません。
ペッパーは、無意識の反応をマスターするトレーニングとしてオススメです。
決められた動き(捕球体制)と、反応しなければいけない動き(相手が投げるボールに対して重心を微調整する)のミックスで行うことができます。
そして何よりもペアで行うことで、キツいながらも楽しんで行うことができます。
今回紹介するのは基礎的なものですが、是非行ってみましょう。
今回ご紹介するペッパードリル
では、今回はペッパーの中でも比較的基礎となるドリルをご紹介していきます。
これらのドリルは、2人1組で行ってもらいます。
2人で一緒に行ってもらっても良いですし、投げ手と受け手を変えて交互に行ってもらっても構いません。
股割り
- 股関節・膝・足を外側に開いて、太ももが地面と平行になるまで腰を落とします。(いわゆる股割りの姿勢です)
- 相手に、片方の膝下をめがけてボールをトスしてもらいます。
- 膝と目線の高さは変えず、左右の揺さぶりに応じてボールをキャッチし、相手にトスで返します。(右膝付近は右手でキャッチ、左膝付近は左手でキャッチ)
- この動作を、左右交互に20回繰り返します。
逆シングル
- 股割りと同様の開始姿勢を取ります。
- 相手に、身体の外側(手を伸ばして届く範囲)にボールをトスして貰います。
- 身体の右側にボールが来た場合、左手を伸ばしてボールを取りに行きます。(いわゆる逆シングルの取り方です)
- その時、左の股関節を内側に捻り、膝や足も内側を向いて構いません。右脚は大きな制限を加えませんが、なるべく動き過ぎないようにしましょう。
- この動作を、左右交互に20回繰り返します。
スプリット
- 足を前後に開いて、後ろの膝が地面に付くギリギリの所で姿勢をキープします。
- (右脚が後ろの場合)ボールを身体の右側にトスしてもらいます。
- なるべく腰の高さを変えず、前後の揺さぶりに応じてボールをキャッチし、相手にトスで返します。
- この動作を片側10回ずつ繰り返します。
片脚立ち
- 片脚立ちで、軽く前傾姿勢を作った状態でキープします。
- (右脚で立っている場合)ボールを身体の左側にトスしてもらいます。
- バランスを崩さないように踏ん張りながら、前後の揺さぶりに応じてボールをキャッチし、脚手にトスで返します。
- この動作を片側10回ずつ繰り返します。
まとめ
- ペッパーで基礎ドリルをより発展させよう
- 楽しみながらも追い込んで、動きの基礎を作り上げよう
次回はペッパーの発展バージョンの紹介になります。
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