理想のバッティングフォームのチェック方法は?体を動かす原理・原則
こんにちは!スポチューバーTVの野球技術担当の下です。
今回のコラムは「バッティングフォームのチェック」についてです。
理想のフォームというものは個人差があるかと思いますが、人として体を動かす原理・原則というものは同じです。
「腕を上げる」のに足の筋肉を使って上げる人はいませんし、一流の選手になればなるほど、
「使うべき筋肉や身体の使い方」
というものを理解しています。
このコラムでは、打撃フォームについて原理に沿った目安をご紹介していきたいと思います。
打撃フォームには個人差がありますが、目安を知っておく事で
- 自分が調子を崩した時のチェック
- 出来ていないポイントはどこか
を把握できるようになり、目的意識をもって練習へ取り組む事ができます。
ページトップにはコラムと連動した動画があります。
そちらとあわせて見ていただけると、より内容の理解が深まります。
バッティングフォームにおける構えからタメ(軸足荷重)
まずバッティングフォームでは最初に、「構え」と「タメ(軸足に体重をかける)」があります。
この時のポイントは、
- 構えの時に膝がつま先を超えない
- タメの時は股関節に体重をのせる
この2点が必要になります。
よくパワーポジションと呼ばれる、前後左右の力を強く発揮する骨盤の角度や足の角度があります。 バッティングの際もこのパワーポジションを形成する事が必要です。
その目安が、
- 構えの時に膝がつま先を超えない
という事になります。
バッティングフォームにおける割れの形成
割れはステップをした時の姿勢です。
この時の目安は
- トップ(手)が軸足の一足横あたり
- トップ(手)の高さが耳から肩あたり
- 前肩がアゴ付近にくる
になります。
下半身はステップで前に進んでいきますが、上半身は残ります。
これによって身体に「捻れ」ができます。
筋肉はゴムと同じように、伸びたら縮むという作用があります。
割れで形成した捻れはスイング時に縮みながら戻ります。
この縮む力を使って強く速くスイングする事が可能になるのです。
トップが出来ている事で前腕の筋肉や背中周りの筋肉を使ってスイングします。
よりたくさんの筋肉や力を利用する事が可能になります。
バッティングフォームにおける回転速度をあげる伸展と内旋
次のチェックポイントは回転時のポイントです。
より強いスイングをするためには、回転速度をあげる必要があります。
そのためにはスイング時、またはスイングをしながら
- 前足が伸展する(伸びる)
- 後足が内旋する(ねじる)
という動きが必要になります。
前足は回転時に支点の役割になります。
そのため、固定されている事が条件になります。
よく「膝にゆとりをもって打つ」と言われる事もありますが、これでは支点の役割を果たせずに回転時に膝が動いてしまいます。
これでは速く回転する事が出来ないですよね。
また軸足側はするどく内旋します。
フル回転時のエンジンみたいなものなので、ここの動きが速く、強くなる事で回転速度が上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだバッティングの動作はたくさんありますが、大きな部分でのフォームチェックと大切にして欲しい事を3つにまとめてお伝えしました。
冒頭でもお伝えしましたが、動画を見るとより理解が深まると思いますのでぜひ併せてご覧ください。
- 調子を崩してしまった時
- どこを修正していけばいいかわからない時
などに1つの目安として使って見てください。
このコラムが良いなと思ったら
是非コメントをしませんか?
スポンサードリンク
スポチューバーTVの公式LINEが出来ました!
友だち追加