バッティングを劇的に改善する割れをつくる3つの練習方法
こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。
今回はバッティングの「割れ」についてお伝えしていきます。
割れの効果を確認しよう
割れの効果①:スイング距離が長くなる
まず割れの効果としては、スイングする距離が長くなります。
割れをつくると、ピッチャー側の肩甲骨は背骨から離れる動きになります。
これにより手の位置も後方へ移動しますので、スイングする距離が長くなります。
距離が長くなる事によって、加速できる時間と空間的余裕ができます。
「質量×加速度」
こちらでおおよそのバッティングの力は求められるので、加速度を大きくしていく為にも必要です。
割れの効果②:スイングが加速しやすくなる
先ほどスイング距離が長くなる事で加速しやすくなる事をお伝えしました。
またフォーム的にもスイングが加速しやすくなります。
バットを加速させていくには、肩甲骨の使い方がとても大切になります。
割れを作った時に
- ピッチャー側の肩甲骨が外転している(背骨から離れる)
- スイング時には前側は内転する
- 捕手側の肩甲骨は背骨から離れる動きがでる
この動きによって回転が十分にされてきます。
肩の入れ替え動作と呼んでいますが、先ほどの位置的な面と体の使い方の面からも加速しやすい状態にする事ができます。
割れの効果③:体にねじれができる
またステップ動作によって下半身は前に進んで行きます。
上半身(手)は残されていきますので、体幹部や背中部分の筋肉は伸ばされます。
伸びた筋肉は縮む作用が働きますので、力を発揮しやすくなります。
割れの練習方法を実践しよう
割れの練習①(低学年向け):気をつけドリル
ここからは練習についてお伝えしていきます。
最初は低学年やまだ得意でない選手に向けのドリルです。
気をつけドリルと呼んでいます。
ポイントを記載しておきます。
動画を見ると理解がしやすいかと思いますので、ご覧ください。
- 足を揃えた状態からスタート
- 1のリズムでトップをつくる
- 2のリズムでステップを行う(割れをつくる)
- スイングする
割れの練習②(高学年向け):Xタッチング
- 1のリズムで後ろ肘と前膝をつける
- 2のリズムで足はステップ、手はトップをつくる
- スイング
割れの練習③(上級者向け):正面打ち
- ピッチャー側に正対した状態でスタート
- 荷重(タメ)と体重移動を使いスイングをする
- 打球方向はおおよそセンターライン中心にできると理想
以上となります。
もちろん学年に関係なく練習していただいても大丈夫です。
色々な刺激をいれた方が定着は早くなる事もあります。
ぜひお試ししてみてください。
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