体の原理原則&物理の法則に従ったフォーム作りをしよう!
こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。
今回の動画は小学4年生の実際の指導をコラム&動画でお伝えをしていきます。
人間の体は小学生でも成人男性でも海外の方でも、 原理原則は同じとなります。
- 体の原理原則に従ったフォーム作りをすること
- 物理法則に従ってフォームを作っていくこと
これらのことは、技術向上をしていくには重要なことになります。
今回は、そんな 体の原理原則や、物理の法則に従ったフォーム作りについてお伝えします。
ご自身の指導の参考に、選手の方はフォーム改善にご活用ください。
バットが倒れる原因
胸郭胸椎の不足とトップハンドの使い方
まずこの選手の修正のポイントは、以下のようになります。
- スイング開始あたりからバットヘッド後方に倒れる
- それによりバットが地面と水平に近い形で出る(ヘッドの下がり)
これらは症状や状況として生じていますが、 反対のことを指摘したとしても、ほぼ改善することはありません。
- バットが後方に倒れる→前に出す
- バットが水平に出る→上から最短距離で出す
あくまでも症状や状況を指摘していることに過ぎず、その根本原因に対して練習をしていく事は難しいです。
技術指導で重要な点は、状況の指摘だけに留まらず因果関係からアプローチしていく事が必要になります。
この場合の根本原因は、胸椎の回旋不足にあります。
胸椎は約35〜40度程度捻ることができます。
スイング軌道に直接的に関係しているのは、この回旋が十分に行われれているかどうかがポイントです。
この選手の場合テイクバックをとりスイングを開始した際に、十分に胸椎を回旋することができずに腕が強く働いています。
回旋が不十分な状態でスイングをすると、トップハンドの肘が体側に早く出ることになります。
これは慣性の力が働きすぎてしまうことになります。
グリップ側がスピードをもちますが、バットヘッド(芯)に十分なスピード与えることが出来ません。
そのためヘッドは後方に倒れることになります。
これはバットがヘッドが倒れてしまう原因になります。
なので胸椎を回旋させることがこの選手の技術アップのポイントになります。
軸足に体重がかかり回転する弊害
2つ目のこちらの選手の改善ポイントは、体重移動です。
インパクト時には体重は効率的にスイングができていれば、前足に体重が100%乗ります。
重い方に質量は移動していきますが、前足を支点に100%体重が乗っている方が回転の効率が上がるということがあります。
また力のベクトルもピッチャー方向に行きますのでこちらの方が効率的に力をボールへ与えることが出来ます。
さらに運動連鎖と言いますが、 より胴体の回転を速く行うためには、
骨盤(股関節)の出力→体幹部の出力→胸部の出力→腕(バット)
というように順番に部位を使っていく必要があります。
支点移動が上手くいかず軸足で回転してしまうと、この運動連鎖が崩れてしまいます。
そのため、体を速く回転させていくことや出力を高めていくことができなくなります。
軸足回転ではキャッチャー方向に力が移動するので、インパクト時には力が弱くなるばかりです。
つまり、腕で頑張るしかなくなります。
詳しくは動画をぜひご覧になってください。
今回のコラム&動画は以上になります。
皆様のお役に立てれば幸いです。
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