自主練習を継続させる習慣作りのテクニック
こんにちは!スポチューバーTV、野球技術担当の下です。
今回のコラム&動画では、「自習練習」を継続する方法についてお伝えしていきます。
野球の技術を向上させていくには、普段の練習だけでなく、「自主練習」が必須になってきますね。
特に学童期ではこの自主練習をしているかしていないかで実力に大きな差がつくと思います。
ただ継続してやる事は大人でも難しいですもんね。
自習練習をしたくなるちょっとしたスキルについてお伝えしていきます。
自主練習をする方法1:道具は目につく所に置く
まず最初の方法は、道具をすぐ見える場所に置いておくという事です。
例えば素振りをするのであれば、バットは目に入る所に置いておいた方がよいです。
人間の心理として、手順がかかるものはやりたくなくなるという傾向があります。
「素振りをしよう!」と決めたとしてもバットがどこかにしまってあると、
- バットを探す
- バットを取り出す
という様に大した事ではありませんが労力がかかってきます。
大した労力でなくても、「始めるまでに手順がある」という事実が行動を抑制してしまいます。
始めよう!と思う時はいつくるかわかりません。
何かテレビを見て影響されるかもしれませんし、試合の反省を家で静かに行なっている時にやりたくなるかもしれません。
気持ちや感情は何かのきっかけで大きく変わります。
つまり素振りをしたくなる瞬間というのも、いつ来るかわからないものになります。
そのいつ来るかわからない時に、手順が多い事が原因となって行動が抑制されてしまっていては、非常にもったいないですよね。
そんな時の為にもすぐ取りかかれるように下準備をして置く事が必要です。
その方法の1つがやるまでの手順を予め省いておいて、「道具を目に入る位置に置いておく」という事になります。
やりたい!という感情になった時にすぐ行動できる様にしておきます。
自主練をする方法2:「もし〜〜だったら?」
次の方法は、「もし〜〜だったら」といフレーズを使う事です。
例えば、
- もし来週の試合でヒットを打ちたいとしたら?
- 将来プロ野球選手になるとしたら?
という様な感じです。
多くの場合継続力がなく自主練習をしないという事は、その必要性がないと感じているからです。
「もし〜〜だったら」というフレーズを使う事で1つの判断となる指標を強制的につくります。
もし来週の試合でヒットを打ちたいとしたら?
- 素振りをしてヒットの確率をあげる
- 何もしないでそのまま
どちらかの選択になるかと思いますが、どうしたらいいか?どうした方が合理的か?
という判断の自然としてる事になります。
ほとんど場合は必要性を感じていないので、その判断をするという事ができないわけですね。
言い換えると、自主練習をするという発想自体がないという事になります。
その選手に急に、 練習をやりなさい! といっても効果は薄いですよね。
そもそもその発想や概念を持っていない事を伝えてもうまくいく事は少ないです。
もし〜〜だったら?というフレーズを使う事で、自分の前提を変える効果が期待できます。
自分がプロ野球選手だったら? 練習する事は当たり前ですよね。
よく努力や継続する人はその事自体を、「努力とは思っていない」や「辛いと思っていない」と発言する事がありますが、これはそれだけその選手に前提が備わっているとも言えます。
自分の前提を変える事は、その行動自体を当たり前にしてくれるので練習をする事も、「普通の事」になります。
そうなったらそうでない選手の比べると、どちらが上達し成長していくかは一目瞭然です。
ぜひこのフレーズを使ってみたり、選手のみなさんは頭に入れておく事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
動画ではまた違った方法についてもお伝えしています。
ぜひともこのコラムと併せてご覧になってください。
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