あなたのバッティングスイングは大丈夫?理想的なスイング軌道とは?
こんにちは! スポチューバーTV、野球技術担当の下です。
今回のコラム&動画では「スイング軌道のチェック」についてお伝えします。
スイングの軌道はおおよそ3つに大別されます。
- ダウンスイング
- レベルスイング
- アッパースイング
に大別されます。
どのスイング軌道が一番理想的かお伝えしますので、是非御覧ください。
理想のスイングは「レベルスイング」
スイングの理想の軌道はレベルスイングです。
レベルスイングというと「平行に振る」というイメージをお持ちの方もいるかと思います。
ですがこれは間違っています。
レベルスイングは地面を基準に考えるものではありません。
ボールの軌道に対してフラットにスイングしていくのが、レベルスイングの定義です。
プロレベルの選手でも5度〜10度程度ボールに角度がついて投球されます。
その為、地面と平行にスイングしても効率的ではありません。
ボールの軌道に合わせてスイングする事でボールとのコンタクト率も上がってきます。
「上から叩け」は合理的でない
良く野球では上から叩けと言われる事もあります。
ただ上から叩くスイングも合理的なバッティングという事はできません。
上から叩く事でダウンスイングになりますが、ダウンスイングには主な欠点が2点あります。
- ボールとの接点するポイントが少なくなる
- ボールと中心衝突しない為飛距離や打球角度が出にくい
最近では、打球速度を最適化するために、 どれくらいの角度でスイングをし、どれくらい中心衝突すると、良いのかがわかってきています。
ダウンスイングはスピンがかかる事もありますが、中心衝突しないので飛距離が出にくいです。
ゴロを打っても仕方ない
上から叩けの指導は今でもされている事がありますが、 特に少年期〜中学期ではゴロを打つ事が推奨される現状もあります。
少年期〜中学期の指導現場でゴロを打つことが推奨されている理由は主に2点あります。
- 守備補捕球機会のエラー
- 守備送球のエラー
などが可能性として起こる事が主な理由のようです。
ですが、これは相手の守備エラーを前提とした指導です。
上のレベルになれば守備エラーも当然なくなります。
また少年期ではまた技術や体も発達段階の為、中々遠くに飛ばす事ができません。
その為、「ゴロを転がせ」と言われる事があると思いますが、選手の成長には繋がりにくいと考えています。
スタンドティーを使ったスイング軌道チェック
ではここから自分のスイングが理想的な状態かどうかを、チェックする方法についてお伝えします。
簡単なチェック方法で、「スタンドティー」を使用してスイングをします。
先ほどボールの軌道に合う様にスイングし、レベルスイングが理想的なスイング軌道であると説明をしました。
しかし実際に腕は肩についており、ストライクゾーンより上にあります。
なので必ずスイングも
- ダウンスイングのフェーズ
- レベルのフェーズ
- アッパーのフェーズ
と分かれる事になります。
このレベルのフェーズを多くスイングで実現していくことが重要です。
その為には、「スイングの最下点をインパクト直前にする」事が必要です。
中心衝突をする為にもインパクト直前に最下点にする事が理想的です。
スタンドティーでスイングをすると最下点がどこにきているか確認する事ができます。
実際のボールではある程度角度がついてきますので、スタンドティーでも角度をつけて打てると良いです。
ちなみにダウンスイングでは最下点がインパクト後にきます。
アッパースイングでは最下点がインパクト前にきます。
そのような特徴が出てきますので、チェックとしてご活用頂ければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
動画では映像で確認できますので、ぜひ合わせてご覧になってください。
この記事が皆さまの為になれば幸いです。
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