今から行いたい、ピッチャーのルーティーントレーニング
こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。
前回、ピッチャーの登板後のクールダウン(ストレッチ)について、ご紹介させていただきました。
今回はストレッチと同じくらい大切な、補強トレーニングについてお話します。
特にピッチャーは、日々身体を消耗していくので、何も対策をしないと、身体全体の機能が低下し、バランスが低下しがちです。
こういった症状を未然に防ぐためにも、今回ご紹介する補強をルーティーンとして行ってください。
今回も千葉県で活躍する、東都クラブ京葉ボーイズ様にご協力いただきました。
この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
目次
- 今回ご紹介するプログラム
- ルーティーントレーニング(補強)
- 動画に出てくる種目
- まとめ
今回ご紹介するプログラム
ルーティーントレーニング(補強)
今回ご紹介する補強は、これまでコラムでご紹介させていただいたエクササイズの組み合わせです。
実際にどういった流れで実践しているか、参考にしてみてください。
今回ご紹介するエクササイズは、肩甲骨や股関節を中心とするものです。
股関節や肩甲骨の機能が低下してくると、身体全体の連動性が低下してしまいます。
最低限これだけは行っておきたいものばかりです。
動画に出てくる種目
今回の動画で紹介しているエクササイズです。
- Y.T.Wドリル(肩甲骨周り~背中の筋肉)各10回×2セット
- 膝付きエルボープッシュアップ(肩甲骨周りの筋肉)10回×1セット
- エルボープッシュアップ(肩甲骨周りの筋肉)10回×1セット
- プッシュアップ(肩甲骨周りの筋肉)10回×1セット
- リフトオフ(肩を捻る筋肉)10回×1セット
- サイドプランク(腹筋群)20秒×1セット
- アウフバウ(股関節周りの筋肉)各10回×1セット
レベルに応じて、回数やセット数は変えていきます。
前述したように、肩甲骨周りと股関節を中心に、全身のエクササイズを行います。
前回のコラムで指摘したように、肩の痛みは、肩以外の部分に問題があることがほとんどです。
股関節の動きが悪くなった結果、上半身と下半身が上手く連動できず手投げになってしまう。
足首の動きが硬く動きが悪くなった結果、片脚で立つバランスが悪くなり、うまく体重移動ができずに余計な力が肩に入ってしまう。
などなど動きのバランスは身体全身を見て考えなければなりません。
この考え方は、この補強にも当てはまります。
自分の身体と向き合いながら、毎日わずか10分でも構いません。
毎日継続することで、かならず結果が出ると思いますよ。
まとめ
- ルーティーントレーニングは、投手のコンディショニングに重要
- 限られた部位だけでなく、身体全身を強化することで、より連動性のある身体を作っていこう
次回は限られた場所でも行えるセルフウォーミングアップについてご紹介させていただききます。
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