ロープを使って持久力の向上を目指そう!
こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。
前回のコラムでは、ロープを用いたトレーニングについてご紹介させて頂きました。
全てのトレーニングにおいて大切なことは、どんな目的で、どんな効果を狙っているのか意識することです。
今回のコラムでは、持久力向上にポイントを当て、ご紹介させて頂きます。
目次
- 持久力の向上を目指して
- 持久力は何のために必要か
- ロープを使ったトレーニング
- ウェーブ
- まとめ
持久力の向上を目指して
先ず、私たちが何気なく使っている「体力」という言葉は、「行動体力」と「防衛体力」に分かれます。
「行動体力」とは身体を動かすために必要な体力のことを言います。
「体力測定」でお馴染みの、筋力、パワー、敏捷性、柔軟性、持久力などです。
これに対し「防衛体力」とは、身体を守るための体力のことです。
免疫力や抵抗力も防衛体力の中に含まれます。
どちらも欠けてはならないもので、同時に高めていく必要があります。
今回は、「行動体力」の中で「行動を持続する力」、つまり持久力にスポットを当て考えてみたいと思います。
持久力は何のために必要なのか
バスケットやサッカー、ラグビーなど決められた時間を動き続けなければいけないスポーツにおいて、持久力は絶対不可欠な要素です。
それに比べ、野球などの瞬間的な力が求められるスポーツでは、持久力はあまり必要がないように感じる方も多いと思います。
実際のところ、持久力がないと明らかにパフォーマンスが落ちるということは少ないのですが、それでも持久力は不可欠です。
小中学生の場合、野球やサッカーという競技(の特性)とは関係なく、様々な要素の体力を伸ばしておくことが大切です。
未来のアスリートとしての土台づくりとなります。
中学期は持久力が伸びやすい年代です。
この時期に積極的に持久力アップのためのトレーニングを行いましょう。
上手くなるため、技術を習得するためには、反復練習を繰り返さなければなりませんよね。そのためにも基礎的な持久力は必要なのです。
持久力がないと集中力を維持することもままなりません。
「試合のため」ではなく「練習のため」、「トレーニングのため」に持久力が必要と聞こえてしまうかもしれませんが、持久力は「行動を持続する力」、身につけておいて損することは決してありません。
ロープを使ったトレーニング
持久力系のトレーニングを好む人はあまりいませんよね(笑)。
地味で長く、しんどいというネガティブなイメージを持っていませんか。
今回ご紹介するロープトレーニングは、走り込みなどとは全く違って、楽しみながら、積極的にチャレンジできると思います。
ウェーブ
- 足は腰幅から肩幅に開き、軽い前傾姿勢を取ります。
- ロープを交互に振り、地面に叩きつけることを意識しながら振り続けます。
- 15~20秒を目安に振り続けてみましょう。休憩を同様の時間(15~20秒)取り、そのサイクルを連続で6~8セット繰り返します。
※厳密にいうと、行う秒数や休憩時間により、同じ持久力系トレーニングでも目的が異ります。目的やレベルに応じてトレーナーと相談しながら行いましょう。
まとめ
- 持久力は、選手の土台の体力として必要。
- ロープを使った持久力トレーニングに積極的にチャレンジしてみよう。
次回は、新たなツールを使用したトレーニングをご紹介していきます
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