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タイトル 疲れにくい体をつくる!ジュニアアスリートに必要なビタミンB5取り方ガイド

今日のテーマは『疲れにくい体をつくる!ジュニアアスリートに必要なビタミンB5取り方ガイド』です。

メニュー
  1. 前回の振り返り
  2. ビタミンB5とは
  3. ビタミンB5の働き
  4. ビタミンB5が不足すると...?
  5. 中学生のビタミンB5の一日の摂取目安量
  6. ビタミンB5を多く含む食材
  7. ビタミンB5を効率良く摂取する方法
  8. レシピ紹介

前回の振り返り

前回はビタミンB3について詳しくお話しをしました。

ビタミンB3は、糖質脂質タンパク質の代謝、皮膚合成やステロイドホルモン合成、神経や脳機能に深く関わりがあります。

詳しい内容が知りたい方は、前回の動画やコラムを御覧ください。

ビタミンB5とは

ビタミンB5は、またの名をパントテン酸ともいいます。

パントテン酸はエネルギー代謝と脂質代謝に働きかける重要な役割を持っています。

その他にも、ストレス耐性やホルモンバランスの調整にも影響があるのが特徴です。

また、ビタミンB群は、お互いに作用し合う特徴があります。

今回はビタミンB5が他のビタミンB群とどのように作用し合い機能しているかをお伝えしたいと思います。

ビタミンB5の働き

  • 1つ目『エネルギー代謝をサポートする働き』

    ビタミンB5の働き

    ビタミンB5は、「ビタミンB1の糖質の代謝」と「ビタミンB2の脂質の代謝」に必要な栄養素です。

    これらの代謝をサポートすることでエネルギーの変換がスムーズに行われます。

    また、ビタミンB5だけでなくビタミンB3も併せて摂取していると、効率的にエネルギーが産生されます。

  • 2つ目『神経機能の健康を維持する働き』

    ビタミンB5の働き

    ビタミンB1には、神経機能を正常に保つ重要な働きがあるとお話しましたね。

    ビタミンB5は神経物質の合成に関わりがあり、神経細胞の修復をサポートし脳の働きを助けます。

  • 3つ目『皮膚や粘膜、髪の健康を維持・サポートする働き』

    ビタミンB5の働き

    肌の状態は、いくつかのビタミンB群の働きによって健康が保たれています。

    まず、B2は皮膚のターンオーバーを促し、ビタミンB3は炎症を抑えます。

    そしてビタミンB5は細胞膜を整え、細胞の成長や修復をサポートしています。

  • 4つ目『脂質の代謝を促す働き』

    ビタミンB5の働き

    ビタミンB5は体内の余分な糖質を脂肪に変え、体脂肪をエネルギーに変換するのに必要な栄養素です。

    ビタミンB群の中でも、脂質の代謝に欠かせない最も重要な栄養素と言えます。

    さらに、ビタミンB5は脂肪を適切に分解・蓄積するのを助け、善玉コレステロールを増やす働きもあります。

  • 5つ目『タンパク質の代謝を促す働き』

    ビタミンB5の働き

    タンパク質の代謝を促進することで、エネルギー産生に大きく関わっています。

  • 6つ目『ホルモンの合成をサポートする働き』

    ビタミンB5の働き

    ビタミンB5はコルチゾールなどの抗ストレスホルモンの合成に関わりがあり、免疫機能やストレスに対応するには欠かせない栄養素です。

    頻繁にストレスを感じていると、コルチゾールの合成が増加しビタミンB5の消費量が増えてしまいます。

ビタミンB5が不足すると...?

  • 疲労感・倦怠感
  • 免疫力の低下
  • 皮膚炎・湿疹・脱毛
  • 不安やイライラ・集中力低下

ビタミンB5が不足するとこれらの症状が現れます。

ビタミンB5が不足すると...?

ストレスを感じると、ストレスに抗うためにビタミンB5が多く消費され、不足状態を招きやすいです。

摂取の目安量を知り、不足しないよう注意しましょう。

中学生のビタミンB5の一日の摂取目安量

  • 男子:7mg
  • 女子:6mg

次のセクションではビタミンB5を多く含む食材を詳しく紹介するので、普段の食事を振り返ってみましょう!

ビタミンB5を多く含む食材

ビタミンB5は多くの食材に含まれていますが、特に動物性の食材に多く含まれています。

また、タンパク質はビタミンB5の吸収をサポートする働きがあるので、動物性の食材はビタミンB5を摂取するにはオススメの食材といえます。

ビタミンB5を多く含む食材

動物性食品(100gあたり)

  • レバー(鶏:10.0mg、豚:7.19mg、牛:6.4mg)
  • 卵(特に卵黄:1.16mg/卵黄:3.60mg)
  • 魚介類(サケ:1.23mg、イワシ:1.25mg、うなぎ蒲焼:1.29mg、ししゃも:1.95mg)
  • 肉類(鶏肉もも:1.57mg、牛肉:1.14mg、豚肉:1.18mg)
  • 乳製品(牛乳:0.55mg、アイスクリーム:0.51mg、ヨーグルト:0.49mg)

植物性食品(100gあたり)

  • きのこ類(しいたけ:1.21mg、マッシュルーム:1.54mg)
  • アボカド:1.55mg
  • 全粒穀物(玄米:1.37mg、全粒パン:0.67mg)
  • ナッツ類(ピーナッツ:2.56mg、ヘーゼルナッツ:1.07mg、カシューナッツ:1.32mg)
  • 納豆:3.60mg

ビタミンB5を効率良く摂取する方法

加工や調理をすることで栄養素の約50%が破壊されてしまうのですが、ビタミンB5は様々な食材に含まれているので不足することはあまりありません。

ですので、様々な食材をバランスよく使った献立を意識すると良いでしょう。

メインとなる肉や魚、卵や乳製品などのタンパク質の食品に『まごわやさしい』食材をプラスするのがオススメです。

ビタミンB5を効率良く摂取する方法

次回予告

次回は『ビタミンB6(ピリドキシン)の働きと多く含まれる食べ物について』です。お楽しみに。

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