股関節を中心に身体を連動させる方法を覚えよう
こんにちは!千葉と大阪を拠点に、コンディショニングコーチとして活動している、三浦佳祐(みうらけいすけ)です。
これからオフシーズンに入り、身体作りにもより一層熱が入りますね。
股関節の動きと、それに伴う身体の連動は、野球選手にとって欠かせません。
オフシーズンの間のトレーニングで、しっかりと身体に染みこませていきましょう。
今回は、股関節の動きに目を向けたからだの動かし方とトレーニングの方法を解説していきます!
目次
- エネルギーのロスを防ぐ
- 「動かし方」を知っていることが重要
- 「体幹トレーニング」の考え方
- 動きの中でコントロールすることがポイント
- ヒップクロスオーバー~スタンディング(シンボックスポジション)
- まとめ
エネルギーのロスを防ぐ
「動かし方」を知っていることが重要
過去のコラムで、股関節の動きの重要性を解説させて頂きました。
お時間がある時に、こちらも合わせてお読みください。
スポーツ中上半身と下半身を連動させて、強い捻れやうねりを生み出すのに(野球では「割れ」という表現を使ったりします)、股関節の存在は非常に重要です。
特に股関節は様々な動きをするのですが、この「動き」についてはストレッチをしていれば良いわけではありません。
皆さんが「動きが悪い」「動きがかたい」と表現するときには2つの理由があります。
- そもそも筋肉や関節が硬くなっていて、動かそうとしても動かない
- 筋肉や関節自体は正常で問題なく動くが、いざ自分自身で動かそうとなると、スムーズな動きが出来ない。
このどちらかであることが多いです。
①は怪我をしてしまったり、それに伴って、長い間ギプス固定をしていたり、といった状況で多く起こります。
これは、リハビリの過程で治療なども同時にしていく必要があります。
②は、動きの引き出しが少ないので、「自分自身の身体の使い方を分かっていない」という状態です。
これは、様々なエクササイズを通して、身体の潜在能力を引き出していく必要があります。
そしてほとんどの選手が②に当たる問題が原因で、「動きがかたい」状態になっていることが多いです。
本コラムで紹介しているエクササイズは、そちらを解消していくためにとても重要です。
体幹トレーニングの考え方
最近、様々なメディアの影響により体幹トレーニングという言葉は一般的なものになりました。
体幹トレーニングという言葉が一般的になっていること自体は悪くないのですが、実際に紹介されている体幹トレーニングは、ほとんどが床にマットを引き、その上で行っているものが多いです。
姿勢の特徴として、
- 仰向け
- 横向き
- うつ伏せ
- 四つん這い
がほとんどです。
これらのエクササイズは大事なのですが、一つの特徴があります。
それは、背骨(脊柱)が地面に対して並行なことです。
実際に動いている最中、ほとんどが、背骨(脊柱が)地面に対して垂直です。
つまり重力の感じ方が違い、ひとえに「体幹」と言っても、掛かる負荷の種類が変わってきてしまいます。
体幹トレーニングの目的は、「そのトレーニングが上手く出来るようになる」ことではなく「実際の動きの中で活きる」ことですので、様々なバリエーションが必要になります。
今回は、股関節~体幹を、「動きの中で」、「背骨が地面に垂直になった姿勢で」使っていくものになります。
動きの中でコントロールすることがポイント
冒頭でも述べましたが、動きの引き出しを増やしていく事は、非常に重要になります。
今回は、動きの中で股関節やコアの連動を教育するエクササイズをご紹介していきます。
ヒップクロスオーバー~スタンディング(シンボックスポジション)
- 膝を曲げて座った状態で、手は地面から離します。
- そこから、膝の内側を交互に地面に付けるように、脚を内外にそれぞれ捻ります。
- 慣れてきたら、動きに流れの中で、膝を地面について、そのまま状態を起こした膝立ちの体勢になります。
※脛(英語でシン)で箱を作ったような体制になることから、シンボックスポジションとも言われます。
どちらも20回(各10回)を目安に行います。
詳細は動画をご確認ください!
まとめ
- エネルギーのロスは、股関節やコアの部分で生じやすい
- 上半身と下半身を連動させる動きの引き出しを増やそう
次回もオフシーズンに行って欲しいエクササイズをご紹介していきます。
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