プロの野球指導者が教える!選手を成長させる指導の3ステップ
こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。
今回のコラム&動画では私の実際の指導を公開していきます。
私の指導歴も10年以上になりましたが、最初の内は指導の内容や伝え方手順などもチグハグだらけで失敗を繰り返してきました。
どんなに優れた練習方法を知っていても結局正しくできない事も少なくありません。
同じ指導者の参考に、選手は練習やスキルUPの参考にしてもらえたらと思います。
コラムではどのような手順を意識して指導したかをお伝えしていきたいと思います。
動画も併せてご覧になってください。
指導手順①:状況の把握→原因の共有
まず指導をするにあたって一番最初に行う作業がこちらになります。
指導する際に選手の状況や症状などを把握し、なぜそういったスイングになるのか?現象が起こるのか?打てない原因は何か?を伝えていきます。
本来であれば事前にヒアリングや会話を通じてこれまでの経緯なども聞きたい所ですので、それができるとよりベストです。今回は時間の制約上と動画撮影ということもありそこまでは行っておりません。
またこの段階では必ず見本を見せる事もとても大切な要素になります。
小学生を相手に指導をしておりますが言葉だけでは情報は伝わりにくいです。
言葉はあくまでも補足的な役割で、まず見本を見せて視覚的な情報で伝えていく事を前提にしています。
指導手順②:練習のステップアップ形式
次に今回の選手の場合ステップアップ形式を採用して指導をしています。
まず最初は
- 股関節のエクササイズ(バッティングに必要な動き)
- ステップ動作を入れてバッティングに近づける
- バットを持ってより実際に近づける
というように段階的に練習をしています。
最初から一気にやるのではなく、まずは小さく個別の動きをやりそこから一連の流れの中で、その動作が行えるようにしていく。
そのように噛み砕きながらステップアップ形式で練習をする事によって、途中で選手がつまづきにくくなります。
子どもの成長や発達には差があったりしますので、段階別にステップアップ形式で練習することはやりやすくする一つの指導テクニックになります。
指導手順③:before &afterでのフィードバック
次にbefore &afterのフィードバックです。
指導者から側からみて大きく変化をしていても、選手は変化を実感するのは結構難しいことです。
なので映像などを使ってbefore &afterを見ていきます。
変化をしていった所を実際に見ることによって実感ができますし、実感できることで次の練習の意欲にも繋がりますね。
目的意識を持って練習をすることはとても大切で、どう変化したのかをしっかりと振り返ることはとても大切だと思います。
映像や情報が多く便利になった時代では、セルフコーチ能力が重要な位置づけになります。
上手く情報を使えるようにも今の内から習慣化していくことは他選手とも大きなアドバンテージになります。
今回のコラムは以上となります。
指導者も闇雲に指導するのでは中々選手を上達させることは難しいです。
選手同様に目的意識を持って行っていきたいですね。
このコラム&動画が皆様の参考になれば幸いです。
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