こんにちは!スポーチューバーTV、野球技術担当の下です。

今回のコラム&動画では「末端加速」の感覚作りについてお伝えします。

このコラムや動画でも数回に渡ってお伝えをしておりますが、バッティングでは手先である末端部を加速させる身体の使い方が必要です。

骨盤を先行して回転をする事で可能になります。

またその時に上半身の回転量も十分にとっておけるので、選球眼の良さや変化球の対応力の向上などにも効果が期待できます。

バッティングにおいては必ず身につけておきたい身体の使い方になります。

しかしながらスイングをしながらこの動作を身に付ける事は、難しい事も事実です。

今回はバットを使わずにできる練習もご紹介しています。

難しい事は考えずにできる内容になっておりますので、ぜひ動画をご覧になって練習をしてみてください。

ボール投げながらの感覚つくり

まず最初にマスターしておきたいのは、ボール投げの練習です。

軸足股関節の内旋→前足股関節の内旋の動きが骨盤の動きになります。

その時に上半身が同時に回転をしてしまうと、うまくスイングする事はできません。

今回でいうとボールを投げる事ができません。

簡単にできそうな練習ではありますが、意外とできない場合も多いです。

骨盤の回転によって腕が「走ってくる感覚」が出てきたら末端加速が使えている状態になります。

ぜひこの感覚が出る様にトライしてみてください。

注意点としては、「軸足は抜重する(体重が残らない)」事です。

必ず前足に支点を移動しなければ、効果はあまりありません。

この点は絶対に抑えておいて欲しいポイントとです。

腕やの動きが強くなると末端加速の使い方をする事はできなくなります。

良い身体の使い方ができると感覚的にわかってくると思います。

待ち時間や隙間時間などにもペアで練習したり、ネットなどに向かって練習すると量も質もしっかりと出来る事ができます。

骨盤の動く方向について

次にこの末端加速の身体の使い方をマスターする為のポイントとしては、骨盤の動く方向がポイントになります。

軸足股関節の内旋→前足股関節の内旋によって骨盤は支点を前に移動します。

この時に骨盤はピッチャー方向におおよそまっすぐ進む事になります。

上手くできない選手の特徴や末端加速を使えない選手は軸足に体重が残ったまま回転をしています。

その場合は軸足側の股関節が外側に動き大きく回転します。

これはドアスイングの原因になったりもします。

まず最初に支点を移動する時には、骨盤は直進していきます。その動きに前側股関節が引くような動きが入ります。

真後ろからみるとよく理解できる思いますので、チェックのポイントに使ってみてください。

力の方向を合わせる事にも繋がりますので大切なフォームの評価ポイントです。



いかがでしたでしょうか。

末端加速をする為に必要な身体の使い方について説明をしました。

動画ではより詳しく、また動きも合わせて行なっていますので理解がしやすいと思います。

ぜひご覧になってください。